伏見つかさ著「俺の妹がこんなに可愛いわけがない3」電撃文庫

本当にこのシリーズには脱帽。面白いを通り越して、素晴らしいとしか言いようがない。
今回はモノ書きを通じておたく世界を俯瞰。プロ作家とはいえ、業界の様子を克明に描き、飽きないようにうまくプロットに取り入れている作者の力量は素晴らしい。
現代の「おたく像」を最もリアルに捉えている作品ではなかろうか。おたくであっても、絶望せずに前向きに生きていく術が書いてあるような、そんな気になります。素晴らしい。