松代の防空壕を訪ねて

湯田中駅から特急成田エクスプレスの中古車であるスノーモンキーに乗車。実は乗車直前まで全く計画を立ててなかったのだが、昨日購入した長電フリー切符が廃止の決まっている屋代線も有効とのことでこれは乗るっきゃないと松代へ行くことにした。 松代は信州…

温泉薬師

大湯のすぐ裏手の階段を上がっていき、温泉街が見渡せる高台へ至ると温泉薬師がある。こちらに最後のスタンプがあり、手ぬぐいの最後ど真ん中にぼーんと押すと完成だ。薬師様へお参りを行い、会社でうまくいきますようにとか、文筆の腕があがりますようにと…

外湯めぐり 九番湯・大湯

さて、待ちに待った九番湯だ。万病に効くという謂れで、ここで大願成就を願うため結願湯とも呼ばれている。温泉街の中心にあるがさすがに風格が違う。なお、この大湯だけは宿泊客でなくても観光協会で500円のチケットを買えば入浴できるシステムとなっており…

外湯をめぐる冒険

外湯めぐりが目的だったのでのちの予定など皆無に等しかったが、前日までに八か所の外湯を無事めぐることができ、二日目はゆっくり起床した。早朝に外湯入ると熱すぎて入れないんじゃないかという危惧が自分を焦らせた節はある。起きてみれば前日の酒が残っ…

外湯めぐり 八番湯・神明滝の湯

このように、源泉から出る樋には木の板がぶら下がっていて、お湯の量を調節したいときにこれを樋に差し込む。左右のどちらかを差し込むかによって湯量が異なるので、細かい調節が可能だ。お湯を止めてしまうと、差し出し口ではなくもっと手前からお湯がその…

外湯めぐり(再) 四番湯・竹の湯

日も暮れて夜になり、再びここを訪れてみるとなんとか入浴できる温度になっていた。相変わらず水をドバドバ流しながら入ると、床はタイルでありながら浴槽は木造のため、非常にいい雰囲気と香りが楽しめる。源泉がこんなに熱くなければ非常にいい湯なのだが……

外湯めぐり(7)六番湯・目洗いの湯

実は昼間のうちに土産物屋のおばちゃんからいろいろ情報を聞き出した。まず、六番湯は九番湯についで渋温泉を代表する外湯とのこと。それ以外はやはり平日ともなると来客が少ないため、お湯に入らない人が多いと必然的にお湯が熱くなってしまう。外湯を独占…

外湯めぐり(6) 七番湯・七操の湯

外傷性の傷害や病気の回復期に効くとのとこと。タイル張りなので六番湯と比べるとどうしても劣るような印象があるけれども、僕はこっちもかなり好きである。ここは泉質が素晴らしい。六番湯よりも大きい、白と茶色の湯の華がぶんぶん舞っているのだ。これは…

温泉寺訪問

実は、九つの外湯めぐりのほかに、番外編として温泉寺が存在する。武田信玄が川中島の戦いの際に負傷した兵士を連れてきて傷を癒したという逸話があり、それにちなんで和式サウナ風呂の釜風呂が用意されているのだが、あいにくこちらの施設は老朽化が進んで…

外湯めぐり(5)五番湯・松の湯

まさに公共浴場というべきシンプルかつこぎれいな浴場で、自分がいったときはたまたま誰かが水を入れっぱなしにしていたので特段処置することなくスムーズに入浴することができた。ただし、水を入れてないとここもほとんど沸騰状態の湯となるらしいので注意…

外湯めぐり(4)四番湯・竹の湯

自分が宿泊したホテルの目の前にある外湯である。四番目に訪れたものの、あまりにも熱すぎて一回断念したのだ。水でうめてもうめても非常に熱く、浴室に立ち尽くして呆然としながら水がじゃぼじゃぼ入っていくのを見つめていると、四人ほどの若者グループが…

酒蔵美術館ギャラリー玉村本店訪問

外湯めぐりの休憩として、橋を渡って川の反対側へ向かい、道祖神などを見つつ坂道を上っていった。ここに、ギャラリーと酒蔵を一緒にしたような施設がある。浴衣に下駄というよくよく考えてみれば非常識な出で立ちでのれんをくぐったら、ちゃんとスリッパを…

外湯めぐり(3)二番湯・笹の湯

しっしんや病気の回復時に効果があるという湯。ここを訪れたのは諸事情で三番目であった。向かいにある土産物屋のおばちゃんが観光客に熱いですよ〜と注意しているシーンを目撃し、その後入ってみたが、この熱さはすさまじい。 タイル張りの浴室にのっぺりと…

外湯めぐり(2)三番湯・綿の湯

こちらは二番目に訪問した渋温泉で最も湯田中寄りの端っこに位置する外湯である。雰囲気としては二番湯とさほど変わらない印象で、お湯も特筆事項はない。ただ、やはり入るときにめちゃくちゃ熱く感じ、しばらく水を入れてないと入るのが困難だった。白い湯…

外湯めぐり(1)一番湯・初湯

まあ、最初に入るのはここでいいだろうと結構安易な気持ちで入ってみた。胃腸に利くお湯らしく、確かにお湯をちょっと口に含んでみると体中に染み渡るようなすっきりとした様子。浴槽も床も木造で非常に雰囲気があり、お湯はほぼ無色透明だがやや白濁してい…

渋温泉の街なみ

渋温泉街は浴衣に下駄の姿で町中を歩き回れる程度の小規模な温泉街だ。大正ロマンの世界に紛れ込んだかのような雰囲気の良い旅館が軒を連ね、いたるところに共同浴場の青い幟が立っている。 いわゆる日帰り入浴で外来者が立ち寄ることのできる施設は9番湯の…

信州へ

旅の始まりは新宿高速バスターミナルから。史上最大規模と恐れられた台風6号接近に伴い、中央道は土砂崩れで通行止め、東名も高波で通行止めとなり、このバスターミナル発着のバスは僕が乗る予定だった長野行きと沼津行き以外すべて運休というとんでもない…

第11回文学フリマに参加します!

どうも、ご無沙汰しております、きくらげです。 無事内定も頂き、あとは卒論さえ書けば大学を卒業し、いよいよ社会人としての生活が始まるという次第でございます。 最近はtwitterの方に常駐しております。近況報告はそちらからどうぞ。 kikutiesで探してい…

本日の総括

ゴールはこちら。 これにて、東武東上線の池袋〜小川町間の駅は全駅下車達成となりました。小川町〜寄居間は今後の楽しみとして残しておくとして、それでもまだ東武東上線の魅力のほんの少ししか齧れてないと思います。もっと色々観て回りたいですね。 帰り…

もみじ庵(川越市大字砂新田)

住所としては川越市ですが、お隣の「新河岸駅」から歩いて5分くらいの小学校の前にある店です。裏庭にはもみじが生えていて、窓からそれらが見えるのですが、あいにく夜のため満足のいく写真が撮れず。ほのかにライトアップされていて、行けばきれいだという…

東上線補完計画

坂戸まで戻り、まずは東松山で焼き鳥を。 東松山駅は近年の工事でかなりきれいになりました。やはり本線系統は支線の駅と違って活気があります。駅前すぐの商店街には焼き鳥屋が並びます。続いて一気に武蔵嵐山駅へ。ここから南下したところにある渓谷に由来…

世界無名戦士の墓

越生といえばこちらも有名でしょう、埼玉県の心霊スポットの定番。世界無名戦士の墓です。 さくらの山公園をひたすら登って山の上にあるのですが、このさくらの山公園自体オフシーズンで誰もおらず、不気味な雰囲気が漂っていました。 で、今まで登ってくる…

黒山鉱泉館

さて、恒例の温泉タイム……。 ↑こちらの建物ですね。 ↑正面に回るとこんな洋風のおしゃれな建物です。 ↑館内もおしゃれでした。 ↑かつての温泉分析表。明治20年には鉱泉宿が黒山の地に誕生し、田山花袋など数多くの著名人にも愛されていました。現在ではこの…

黒山三滝

到着。 紅葉は見ごろよりもちょっと早い様子。それでもかなりきれいでした。 こちらの小川は越辺川(おっぺがわ)。 階段がトラップ。 ↑こちらが天狗滝。 さらに坂道を進んでいくと……。 ↑男滝と女滝。 黒山三滝の由来はこんな感じです。越生観光、今はあまり…

越生梅林

うどん屋の近くから黒山行きの川越観光バスに乗り、途中通過したのが越生梅林。こちらは越生にある酒蔵で、今流行りの「ひやおろし」のほか、やや濁った感じの梅酒も名品です! 今回、この店にも立ち寄りたかったのですが、バスの本数が少なく、酒自体は越生…

黒田屋の手打ちうどん

一見どこにでもありそうな店構え、中を覗いてみても営業しているのかどうか怪しく、店員に「大丈夫ですよ〜」と声をかけられてようやく入れた次第。なんとこの店、創業が明治5年なんだそうで……。もりうどんの大盛を注文。時間がかかるかと思いきや5分くらい…

埼玉県民の日フリーパス活用術

本日11月14日は埼玉県民の日、東武鉄道は460円で埼玉県内の全区間が乗り放題となります。直前まで伊勢崎線方面へ行くか東上本線系統へ行くか迷っていましたが、やはりここは東上系統を極めようと思い、ほとんど下調べもせずに越生までやってきました。

町全体がお祭り状態、川越まつりの威力

川越祭りに行ってきました。一般バス路線は町を大幅迂回しての通行、川越の観光地を巡回するバスは完全運休という事態だったので、いったい何事かと思いきや、なんと川越駅のすぐ北から裁判所の辺りまですっぽり交通規制区間となり、ここの間はまったく車で…

了法寺に行ってみたよ!

七福神めぐりといえば室町時代から続く古い信仰で、江戸時代に爆発的にヒットしました。なかでも、八王子七福神は旧来の七福神だけではなく吉祥天を追加し「末広がりの八福神」として地域に親しまれているとのことです。その中でも、最近「新護弁財天」を祀…

借りぐらしのアリエッティ評(ネタばれ含注意)

結論から言えばとてもいい映画だった。とても静かでせつない。最近よくある感動ものの無駄に大仰なストーリー展開はいっさいなく、とても静かにストーリーは進んでいった。とくに大きな事件が起こるわけでもなく、とある一軒家の中で物語は完結する。ひょっ…