2011-07-24から1日間の記事一覧

外湯めぐり 八番湯・神明滝の湯

このように、源泉から出る樋には木の板がぶら下がっていて、お湯の量を調節したいときにこれを樋に差し込む。左右のどちらかを差し込むかによって湯量が異なるので、細かい調節が可能だ。お湯を止めてしまうと、差し出し口ではなくもっと手前からお湯がその…

外湯めぐり(再) 四番湯・竹の湯

日も暮れて夜になり、再びここを訪れてみるとなんとか入浴できる温度になっていた。相変わらず水をドバドバ流しながら入ると、床はタイルでありながら浴槽は木造のため、非常にいい雰囲気と香りが楽しめる。源泉がこんなに熱くなければ非常にいい湯なのだが……

外湯めぐり(7)六番湯・目洗いの湯

実は昼間のうちに土産物屋のおばちゃんからいろいろ情報を聞き出した。まず、六番湯は九番湯についで渋温泉を代表する外湯とのこと。それ以外はやはり平日ともなると来客が少ないため、お湯に入らない人が多いと必然的にお湯が熱くなってしまう。外湯を独占…

外湯めぐり(6) 七番湯・七操の湯

外傷性の傷害や病気の回復期に効くとのとこと。タイル張りなので六番湯と比べるとどうしても劣るような印象があるけれども、僕はこっちもかなり好きである。ここは泉質が素晴らしい。六番湯よりも大きい、白と茶色の湯の華がぶんぶん舞っているのだ。これは…

温泉寺訪問

実は、九つの外湯めぐりのほかに、番外編として温泉寺が存在する。武田信玄が川中島の戦いの際に負傷した兵士を連れてきて傷を癒したという逸話があり、それにちなんで和式サウナ風呂の釜風呂が用意されているのだが、あいにくこちらの施設は老朽化が進んで…

外湯めぐり(5)五番湯・松の湯

まさに公共浴場というべきシンプルかつこぎれいな浴場で、自分がいったときはたまたま誰かが水を入れっぱなしにしていたので特段処置することなくスムーズに入浴することができた。ただし、水を入れてないとここもほとんど沸騰状態の湯となるらしいので注意…

外湯めぐり(4)四番湯・竹の湯

自分が宿泊したホテルの目の前にある外湯である。四番目に訪れたものの、あまりにも熱すぎて一回断念したのだ。水でうめてもうめても非常に熱く、浴室に立ち尽くして呆然としながら水がじゃぼじゃぼ入っていくのを見つめていると、四人ほどの若者グループが…

酒蔵美術館ギャラリー玉村本店訪問

外湯めぐりの休憩として、橋を渡って川の反対側へ向かい、道祖神などを見つつ坂道を上っていった。ここに、ギャラリーと酒蔵を一緒にしたような施設がある。浴衣に下駄というよくよく考えてみれば非常識な出で立ちでのれんをくぐったら、ちゃんとスリッパを…

外湯めぐり(3)二番湯・笹の湯

しっしんや病気の回復時に効果があるという湯。ここを訪れたのは諸事情で三番目であった。向かいにある土産物屋のおばちゃんが観光客に熱いですよ〜と注意しているシーンを目撃し、その後入ってみたが、この熱さはすさまじい。 タイル張りの浴室にのっぺりと…

外湯めぐり(2)三番湯・綿の湯

こちらは二番目に訪問した渋温泉で最も湯田中寄りの端っこに位置する外湯である。雰囲気としては二番湯とさほど変わらない印象で、お湯も特筆事項はない。ただ、やはり入るときにめちゃくちゃ熱く感じ、しばらく水を入れてないと入るのが困難だった。白い湯…

外湯めぐり(1)一番湯・初湯

まあ、最初に入るのはここでいいだろうと結構安易な気持ちで入ってみた。胃腸に利くお湯らしく、確かにお湯をちょっと口に含んでみると体中に染み渡るようなすっきりとした様子。浴槽も床も木造で非常に雰囲気があり、お湯はほぼ無色透明だがやや白濁してい…

渋温泉の街なみ

渋温泉街は浴衣に下駄の姿で町中を歩き回れる程度の小規模な温泉街だ。大正ロマンの世界に紛れ込んだかのような雰囲気の良い旅館が軒を連ね、いたるところに共同浴場の青い幟が立っている。 いわゆる日帰り入浴で外来者が立ち寄ることのできる施設は9番湯の…

信州へ

旅の始まりは新宿高速バスターミナルから。史上最大規模と恐れられた台風6号接近に伴い、中央道は土砂崩れで通行止め、東名も高波で通行止めとなり、このバスターミナル発着のバスは僕が乗る予定だった長野行きと沼津行き以外すべて運休というとんでもない…