黒山鉱泉館

さて、恒例の温泉タイム……。


↑こちらの建物ですね。


↑正面に回るとこんな洋風のおしゃれな建物です。


↑館内もおしゃれでした。


↑かつての温泉分析表。明治20年には鉱泉宿が黒山の地に誕生し、田山花袋など数多くの著名人にも愛されていました。現在ではこの黒山鉱泉館と、もうちょっと大きめの東上閣という旅館が鉱泉宿を続けています。
 お湯はまさに鉱泉そのもので、無色透明無味無臭(やや青っぽい?)ながら肌触りが良く、身体の温まるいい湯です。浴槽ひとつしかないこぢんまりとした施設でしたが、お湯加減もちょうどよく、窓の外には小川がちょろちょろと流れていて、1時間くらいはあっという間でした。
 ただ、近年の温泉法改訂により、温泉含有成分を満たす基準に到達せず、残念ながら公式の温泉認定からは外れてしまったようです。元々この温泉法改訂は白骨温泉の入浴剤混入事件などから、不法に温泉を名乗っている施設を排除する目的があったのですが、このような古くから鉱泉宿として親しまれている場所は、長年の歴史を尊重するべきだと思います。是非とも末永く黒山の鉱泉宿として頑張って欲しいです。

 入浴後、近くの神社を散策してバスで町へと戻りました。