日帰り温泉・共同浴場編

スペシャルコーナーにも載せていますが、ある程度数が出たのでこちらにも載せます。独断と偏見による評価で★が多いほどお勧めしたい浴場です。

東北地方
■ 鳴子温泉　早稲田桟敷湯 ■★★★★★
　駅から徒歩３分程度という近さ。内湯で料金は530円だが、追加料金を払えば露天風呂を貸し切りできるらしい。浴槽は深く、湯の華が浮いていて温泉気分を満喫できる。ボディーソープ有。鳴子は温泉ファンとしては外せないところ。下駄で行くと少し安くなるらしい。入口がちょっとわかりにくいかもしれない。入口付近、冬は落雪に注意。
最寄り駅：ＪＲ陸羽東線・鳴子温泉駅

■ 瀬見温泉　ゆめみの宿観松館 ■★★★★☆
　運良く日帰り入浴できた（ホームページには載っていないのでいつでもできるかは不明）。料金は500円、大浴場と露天風呂があり、露天風呂には湯の華が浮いている。庭園の風景もお見事。最寄り駅からは温泉地らしい風光明媚な道をゆっくり歩いて10分程度。
最寄り駅：ＪＲ陸羽東線・瀬見温泉駅

■ さくらんぼ東根温泉　巽の湯 ■★★☆☆☆
　駅からは15分くらい歩く。料金は250円、ごく一般的な公共浴場なのだが、最大の特徴としてはお湯が想像を絶する程熱い事だろうか。隣の天童温泉とは対照的にさくらんぼ東根温泉では地元住民に熱いお湯が好まれるらしく、僕（神奈川県民）が入浴していた際には仙台からやってきた人に「良くそんな熱いお風呂入れますね、地元の人なんですか？」と聞かれてしまった記憶がある。茶褐色のお湯で、身体が温まること間違いなし。
最寄り駅：ＪＲ奥羽本線・東根駅

■ かみのやま温泉　二日町共同浴場 ■★★☆☆☆
　料金は100円とリーズナブル。ジャグジーの付いている浴槽と、めちゃくちゃ熱いお湯の浴槽に別れている。洗髪をする場合は専用のシャワーを使用し、別料金が掛かる。別名をあいさつ浴場と言い、地元住民に親しまれているらしい。駅からは雪道を歩いて10分ほどだったので、雪がなければもっと早く行けるかも知れない。
最寄り駅：ＪＲ奥羽本線・かみのやま温泉駅

■ まほろば温泉　高畠町太陽館 ■★★★☆☆
　ご存じ、駅中温泉。料金は300円、駅の中に施設があるためアクセスが頗る良い。大浴場にはサウナなどもあり、共同浴場としては申し分ない施設充実度。電車の待ち時間に是非とも使いたい。　
最寄り駅：ＪＲ奥羽本線・高畠駅

■ 川西温泉　川西町浴浴センターまどか ■★★★☆☆
　浴場は広々としていて、やや緑がかった泉質も良く、地域の交流センターとしての機能も果たしているらしい。ただ、駅から歩くのに雪道をひたすら行くのはひたすら酷だった。車で５分のところを結局片道２５分くらいかかっただろうか。雪がなければ問題ないかもしれない。料金は300円。　　　　　　　　　　　　　　　
最寄り駅：ＪＲ米坂線・羽前小松駅

■ 小野川温泉　露天小町の湯■★★★★★
　小さな更衣室があってその隣はもう露天風呂。冬には舞い散る雪がお湯に溶けてそのまま温泉湯の華になっていくかのような幻想的な光景を目の当たりにできる。まさに秘境の露天風呂と言うに相応しいだろう。料金は200円。冬期は湯上がりにお隣のかまくらで米沢ラーメンを啜ってはいかが？　　　　　　　　　　　　
最寄り停留所：山交バス・小野川温泉

■ 飯坂温泉　鯖湖湯 ■★★★☆☆
　かの松尾芭蕉も訪れたという伝統ある共同浴場。かつては日本最古の木造浴場だったとか。中の設備はほとんどないが、地元の方々との会話に花を咲かせることができるまたとない浴場。お湯はやや熱い。料金は200円。
最寄り駅：福島交通飯坂線・飯坂温泉駅

■ 穴原温泉　天王寺穴原湯 ■★☆☆☆☆
　泉質もよく、共同浴場としての最低限の機能を備えていて、なかなか良い浴場ではあるのだが、如何せんお湯が熱い。めちゃくちゃ熱い。観光客は熱いお湯が苦手なので、地元の人は観光客が来たら水を入れてください、との看板があった。どうやら、以前お湯が熱すぎて観光客が勝手に水を入れたところ、有効成分が薄まるとのことでもめ事になったらしい。色々大変みたいだ。料金は200円で、当初で買えるわけではなく、事前に券捌所での購入が必要。
最寄り停留所：福島交通バス（飯坂温泉駅発）・穴原

■ 土湯温泉　山水荘 ■★★★★★
　700円で日帰り入浴が可能（ただし最もお薦めしたい太子の湯は宿泊者のみ利用可）。風呂が驚くほど数多くあり、どれも荒川の素晴らしい景色を望める広々としたお風呂。バスの終点、土湯温泉から歩いていけるが、宿泊者は電話で送迎が可能らしい。お湯は無色透明、とにかく開放的な気分が味わえる絶好の温泉。
最寄り停留所：福島交通バス（福島駅発）・土湯温泉

■ 野地温泉ホテル ■★★★★★
　日帰り入浴は800円。バスは季節限定運行のため送迎バスくらいしか連絡手段がないのだが、あまりにも良い温泉なので書かざるを得なかった。湯の華がたゆたう乳白色の温泉はまさに秘湯、檜で作られた千寿の湯もよし、岩で囲まれた露天風呂の鬼面の湯もよし、文句の付けようがない温泉。ここは雪の降る時期に、日帰りとは言わず是非とも一泊したいところ。これぞ日本の温泉です。
最寄り駅：福島駅から送迎バスを利用（季節限定で福島交通バスも運行）

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関東・中部地方
■ えちごせきかわ桂の関温泉　ゆーむ ■★★★☆☆
　浴場は広く、露天風呂もなかなか雰囲気の良い、道の駅に隣接した浴場。備品もしっかりしている。駅からは徒歩１０分ほどで、地域の憩いの場になっている。また、近隣には雲母温泉などもある。料金は500円
最寄り駅：ＪＲ米坂線・越後下関駅

■ 越後湯沢温泉　江神共同浴場 ■★★☆☆☆
　いたって普通の公共浴場というべきだろうか、無色透明の温泉。駅から徒歩４分ほどと、なかなか近いのがポイント。冬はスキー客が多い。料金は300円。看板がちょっとわかりにくいかもしれない。
最寄り駅：ＪＲ上越新幹線・越後湯沢駅

■ 武甲温泉 ■★★★☆☆
　ツルツル肌になる美肌の湯。休日は800円とちょっと高めだが、平日の夕方は500円で入湯することができるので狙うべし。浴場はとにかく広いが、どうして建物の外にも洗い場があるのだろうか。露天風呂はなかなか雰囲気が良い。駅からは徒歩10分ほどだろうか。
最寄り駅：西武池袋線・横瀬駅

■ 金山温泉　かんぽの宿寄居 ■★★★★☆
　泉質が良く、ほとんど無色透明だがやや温泉成分の浮かぶお湯は肌がすべすべになる。しかしなんといっても270度パノラマの露天風呂が野趣たっぷりで心地よい。目の前には秩父の山々が広がり、眼下には秩父鉄道が望める。日帰り入浴は800円。　
最寄り駅：秩父鉄道・波久礼駅

■ 蒲田温泉　ゆ〜シティ蒲田 ■★★☆☆☆
　駅から徒歩5分ほどと近く、料金は430円。内湯は温泉ではないが、露天風呂というか、建物の外にあって外から遮断されている不思議な空間に温泉がある。お湯はびっくりするほど真っ黒。この意外性を楽しむことをお薦めしたい。　
最寄り駅：東急多摩川線・ＪＲ京浜東北線・蒲田駅

■ 伊東温泉　東海館 ■★★★★☆
　かつては老舗の旅館として営業していた場所で、現在は500円で日帰り入浴が可能となっている。浴槽はやや狭いが十分身体が温まる泉質で、何と言っても入浴後にかつて営業していた旅館施設が見学可能なのが面白い。どれもこれも趣のある良い部屋で、通常営業をやめてしまったのが勿体ないくらいである。駅からは徒歩10分ほど。
最寄り駅：ＪＲ伊東線・伊東駅

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近畿地方
■ 白浜温泉　崎の湯 ■★★★★★
　バス停からは歩いて5分程度で、料金は300円。露天風呂というか、海との境界が激しく曖昧な岩場の中にちょこんとあり、隣の展望台からは男子浴場が丸見えで（結構距離は離れているから問題はないだろうが）、目の前に広がる太平洋の雄大な光景を見、波の音を聞きながら、湯の華が入ったお湯でゆったりできる。一般客の他、ダイバーの利用も多い。おおらかな気持ちになって入浴することをお薦めする。日本三古泉の一つ。
最寄り停留所：明光バス（白浜駅発）・湯崎

■ 有馬温泉　金の湯 ■★★★★☆
　料金は650円、駅から歩いて7分くらい。建物は新築で更衣場がとてもきれい。入って驚くほどの、金色というか鉄分の入った真っ赤っかのお湯で、効能が期待できる。近くにある銀の湯とセットのチケットもあるらしい。日本三古泉の一つ。
最寄り駅：神戸電鉄有馬線・有馬温泉駅

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中国・四国地方
■ 出雲駅前温泉 らんぷの湯 ■★★★★☆
　竹林が望める木造のパーソナル湯船が趣深い、雰囲気のあるお風呂。料金は600円で、駅からはすぐ。檜の香りが良い雰囲気を醸し出す、和の心意気が存分に楽しめる場所。ここまで凝った駅前温泉はなかなかないのでは？
最寄り駅：ＪＲ山陰本線・出雲市駅

■ 琴平温泉　琴参閣 ■★★☆☆☆
　日帰り入浴の料金は1200円とちょっと高め。浴室は広く、露天風呂も付いているが、特にこれと言う特筆事項はない。駅からは徒歩10分くらいかかるだろうか。
最寄り駅：ＪＲ土讃線・琴平駅

■ 道後温泉　道後温泉本館 ■★★★★☆
　400円で神の湯に入浴可能。なんだか格差社会を思わせる構造だがそんなこと気にしない。日本三古泉の一つ、また夏目漱石ゆかりの地でもあり、「坊っちゃん走るべからず」との掲示がある。建物自体も歴史的価値があるので必見。浴槽はやけに深い。石鹸は持参のこと。
最寄り駅：松山市電・道後温泉駅

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九州地方
■ 武雄温泉　元湯 ■★★★★☆
　駅から温泉街を通って立派な楼門をくぐった所にあるので特に迷わないはず。備品は隣の蓬莱湯ならば揃っている。元湯の方は熱めの湯と温めの湯が別れていて、好みに応じて入ることができる。料金は300円で、肌がスベスベになる。
最寄り駅：佐世保線・武雄温泉駅

■ 雲仙温泉　湯の里共同浴場 ■★★★★★
　硫黄の入った、とても強い酸性の湯が特徴。備品は特にないが、pHが2.2しかない酸性泉は山形の蔵王温泉と合わせて一度入る価値がある。料金は100円と低料金。シャワー等の設備は特にないが名湯。　
最寄り停留所：島鉄バス・雲仙

■ 島原温泉　ホテル南風楼 ■★★★☆☆
　源泉温度が低いため加温加水している。そのため泉質はあまり良くないが、浴室は広く、眺望風呂からは波打つ海を一望できる。この絶景はお見事の一言。ただやはりお湯が少ない気はした。3000円の島原鉄道の一日乗車券、「島原半島遊湯券」で日帰り入浴ができる。　
最寄り駅：島原鉄道・島鉄本社前駅

■ 由布院温泉　下ん湯 ■★★☆☆☆
　温泉街を抜けていき、金鱗湖の湖畔に位置する混浴風呂。雰囲気はなかなかだが、お湯はいまいちだろうか。由布院の場合、高級旅館に宿泊する必要があるのかも知れない。料金は200円。
最寄り駅：久大本線・由布院駅

■ 別府温泉　竹瓦温泉 ■★★☆☆☆
　駅からは15分くらい歩くだろうか。亀の井バスの北浜停留所が最寄り。道を間違えるとなんだかいかがわしい店の方へ出てしまうので注意。入浴料は100円だが、特別料金を支払えば砂風呂も楽しめるらしい。浴場は古き良き日本の銭湯といった趣。
最寄り駅：日豊本線・別府駅

■ 別府温泉　駅前高等温泉 ■★★☆☆☆
　シャワーなどの設備が一切ない並湯は100円、通常の浴場は300円。駅に近いというのが利点。番台の方が親切だった。ただし施設はやや古い印象を受けた。列車の待ち時間に一風呂浴びたい時には最適。
最寄り駅：日豊本線・別府駅

■ 鉄輪温泉　鬼石の湯 ■★★★★★
　鬼石地獄に併設する浴場で、地獄巡りが終わった後（17時迄）も営業している。入浴料は600円。内湯も広く、露天風呂とは別に展望風呂があり、別府市とその向こうに広がる海が一望できる。雰囲気のあるとても良い浴場。泉質は塩化物泉系でしょっぱく、効果ありそうだ。
最寄り停留所：亀の井バス・海地獄前

■ 霧島温泉郷　前田温泉カジロが湯 ■★★★☆☆
　バス停からすぐ。足湯が100円、浴場は330円。浴場の設備はまあまあだが露天風呂もあり、泉質がすばらしい。鹿児島空港から霧島神宮へ抜けるにはここで乗り換えするため、バスの待ち時間に一風呂浴びると良い。　
最寄り停留所：林田バス・丸尾

■ 桜島温泉　マグマ温泉 ■★★★★★
　料金は300円。錦江湾の絶景が一望できる浴室で、なかなか広々としている。何と言ってもマグマを反映した真っ赤な湯が凄い。桜島へ立ち寄った際は是非、いや、この温泉に入るためにわざわざ桜島へ行くのをお薦めしたい。
最寄り駅：桜島フェリー・桜島港