劇場版・空の境界「痛覚残留」

第二作がちょっと微妙だったのを一気に盛り返して、もう惚れ惚れするくらいの出来に仕上げた、史上最強のアニメ映画だと思います。本当に面白かった!!
原作もこのあたりから止まらなく面白くなるんですよね。今回の話は今までに比べるとわかりやすく、かつミステリーとしても申し分のない出来になってます。映画を見て改めてそのすごさを実感しました。
浅上藤乃役の能登麻美子が素晴らしかったです。原作のイメージを引き延ばし、完成された浅上藤乃は狂気と弱さが相まった少女の像として、作品にものすごいインパクトを出してます。能登かわいいよ能登というのも頷ける程。このような作品でもいけるんですね。
今回は黒桐鮮花も活躍しましたし、本当に文句のつけようがないというか、全力で拍手を送りたい出来となりました。映画鑑賞後の叫びたい衝動を抑えるのがやっと、というくらいで。四章以降も楽しみでしょうがないですね。