交通網麻痺、傘が折れまくる

 今日の夕方、全国のゴミ箱に大量の傘がつっこまれている光景が見られたでしょう。突風に煽られた幾数もの傘たちが見事にゲシュタルト崩壊し、無惨な姿となって処分されることを余儀なくされたのです。そんなわけで、自分のビニ傘君も三田駅付近の風に煽られご臨終しました。これで自分の傘を壊した事は一体何度になったことやら。どうやら僕は傘の死に神であるようです。新しいのを購入して古いのをそのまま捨てるのも癪で、骨という骨が折れまくっていたものの一応雨をしのぐためには使えたので、その亡骸を各授業で持ち運びつつ動きまわりました。日本には傘ぽんという画期的な発明品があり、足で踏んで傘を差すだけでビニールの包装を纏わせることができるのですが、骨が変死体のようにバラバラになってしょまった傘の屍では傘ぽんの能力を発揮することが出来ず、ビニール半裸のままの移動を余儀なくされました。すべては風のせいです。都営三田線も10分遅延しました。おかげで傘屋は儲かったんじゃないですかね。桶屋が儲かったかどうかはわかりませんが。