埼玉県横断の旅

　特急りょうもうなんて当日の朝、特急券を買いに行けば乗れるだろうと高をくくっていました。しかし、全然そんなことなかったですね。乗ろうとしていた列車は満席で、スペーシアなんかもっとひどく、午後二時くらいの便まで全部満席だったようです。
　そんなわけで鈍行で鷲宮まで行きました。もちろん行きましたよ、鷲宮神社。しかし、ここはなんというか、街としてどうなんでしょう。鳥取県の北栄町も名探偵コナンを持ち上げて復興を目指していましたが、ここもまずいですね。
　飲食店ではらき☆すたに関連するメニューがあり、店先にポスターが張ってあります。神社の近くの大西茶屋では柊姉妹の住民票が販売されていました。
　そしてもはや有名になってしまった数々の痛い絵馬たち。もう、やりたい放題で。まあ、面白かったですけど。

　気を取り直して加須へ。吉野屋という手打ちうどんの店で力うどん食べました。麺にコシがあり、非常に美味かったです。
　羽生から寄居行きの秩父鉄道に乗って秩父方面へ向かいます。101系がまだ走っているんですよね。僕が乗ったのは中央線カラーのものでした。
　寄居で電車待ちをしていたらなんと友人に合ってしまいました。なんという偶然でしょう。向こうはこれから小川町へ行くそうです。
　秩父ではパレオエクスプレスを見送り、小鹿野町で生産された木耳を買いました。家で非常に人気のある食材で、これを買うためにわざわざ秩父まで来たようなものです。
　再び寄居方面へ戻り、波久礼で温泉へ。駅から歩いてすぐのところ、山を登って高台にあるかんぽの宿寄居で日帰り入浴できるのです。露天風呂から秩父鉄道が望め、アルカリ性で肌がすべすべになる非常に泉質の良い温泉です。天気が良かったのでまさに絶景でした。
　すっかり暖まった後は再び寄居に戻り、キハ110系の走る八高線にゆられ、越生で下車、東武越生線で坂戸まで行き、東上本線に乗り換えて池袋に戻りました。