葉山の秘湯、星山温泉 稲龍神山スポーツランド

神奈川県の葉山に日本有数の秘湯があるのをご存知ですか?
龍神山スポーツランドとは名ばかりで、実際は日帰り温泉です。
素晴らしい鉱泉なのですが、おおっぴらな宣伝はしておらず、B級感溢れるもの凄い施設な上に、アクセス方法が難しいのでもはや地元の人も知らない状態です。
そのアクセス方法を紹介するとともに、星山温泉の魅力に迫っていきましょう。
JR逗子駅、または京急新逗子駅より衣笠行・湘南国際村行の京急バスに乗車。「水源地入口」で下車。

上の写真の左手、坂道を降りていく方向を目指します。


長閑な道をひたすら歩いて下さい。


最初のチェックポイントは上の写真の右側にある謎の祠です。これを発見したら、写真左側の坂道を上に登っていって下さい。

やがて上の写真みたいな建物が右手に見えます。ちょっと気になりますね、休館しているのが残念です。そのまま道を登っていって下さい。

やがて十字路に辿り着きます。本当は五叉路ですが、手前の道はそのまま農家に直行しているので違うとわかります。右斜め前の道を入っていって下さい。若干下り坂になります。

お次のチェックポイントが上記の石仏。これを発見したら石仏の手前の道を左に入ります。とても狭く急な下り坂になります。途中に民家があるので、そこで左に曲がって下さい。後は道なりに進んでいくだけです。

ひたすら道をすすむと……



到着!!!

とても気さくなおっちゃんが応対してくれます。
料金は500円。バスタオル・タオルの類はもちろんないので持参しましょう。
10枚集めると一回入浴がタダになる補助券がもらえます。

上の写真が浴室なのですが、なんというか、バラック小屋……。別に誰も見ちゃいないので構わないんですけど、更衣室と浴室の間に布が一枚あるだけで、更衣室は外から丸見え。ドアが閉まらない。虫が周囲を飛んでいて、野鳥の鳴き声が聞こえてきて、ワイルドな気分に浸れます。

これがB級感たっぷりの浴室。両側には哲学的な絵画が貼られていて、浴槽はとても小振りです。しかし、この浴槽内に上質の鉱泉が満ちています。
自分が入ったのは薪で沸かすタイプでしたが、お湯が仄かに薪の良い香りがしてとても良い。そしてこの上ないヌルヌル感。このお湯には正直脱帽です。わざわざ来る価値があるでしょう。
ホースの蛇口から水を流すと、これが源泉かけ流しの水。浴槽は基本的に熱いので、これで温度調整してから入りましょう。

湯上がり後、周囲を歩くととてもカオスな建物群に圧倒されます。カラオケまで備わった休憩室もありましたが、ちょっと勇気が足りず入ることが出来ませんでした。

なにはともあれ、お湯はとてもいいので、温泉マニアを自負する方は一度足を運んでみて下さい。

追記 後日行ってみたら、浴室の扉がありました。最初に行ったときは閉まらなかっただけだったようです。