浅暮三文著「左眼を忘れた男」講談社ノベルス

 自分の左目が体から離れ、行方の知れぬ旅に出るのを植物人間状態の主人公が見守るお話。最後の方は面白かったが、相変わらず中盤は中だるみするし、ミステリ性には欠ける。あ、でも「カニスの血を嗣ぐ」よりは面白かった。

左眼を忘れた男―I wanna see you (講談社ノベルス)

左眼を忘れた男―I wanna see you (講談社ノベルス)