岩手(続き)

kikuties2007-08-25

 昨日はいろいろあってブログ更新できなかったので、二日分まとめて書きます。
 辿ったルートは以下のとおり。
 茂市→(山田線)宮古→(タクシー)浄土が浜→(岩手県北バス)宮古→(北リアス線)小本→(町民バス)竜泉洞→(タクシー)岩泉→(岩泉線)茂市
 東北岩手県浄土が浜、かの松尾芭蕉も辿りつく事の無かったこの土地、こじんまりとしつつも実のところ松島よりも景色は見事です。松尾芭蕉南東北のエキスパートなら、岩手県観光大使はあの宮沢賢治。浜辺には彼の詩碑がちゃんとありました。水の透明度は抜群、透き通ったエメラルドグリーンの海水が、白い小石のしき詰まった浜辺に押し寄せては静かに消えていく。砂浜じゃないのです。
 写真を撮ったり、小石を投げて遠くまで跳ねさせたり(やりすぎて今は左肩が筋肉痛という情けなさ)、ウミネコに餌をやったり(かっぱえびせんを投げた時は猛烈な勢いで寄ってくるにも関わらず、とうもろこしの時の反応はいまいちで、岩手一のグルメはウミネコと決定)楽しみました。
 その後は龍泉洞。観光客が立ち入れる規模的には福島のあぶくま洞の方が広かったんですが、地底湖の透明度世界一というのは見事の一言。肌寒い空間に鍾乳洞が入り乱れ、まさにロマンです。それから竜泉洞の水、なるものがあり、飲んでみたらこれが旨い。以前東京水を買いにわざわざ東京都庁まで二回ほど足を運んだんですが、これには遠くかないません。最近新設されたという竜泉新洞の方は、科学的解説がメインで非常に楽しめ、竜泉洞原人とかよくわからない蝋人形の展示が場違いにあったのはともかくとして、なかなか良かったです。
 あとは岩泉線ですね。キハ52が現役で走ってます。一日三往復のみの運転、なかなか乗れないもので、非常に貴重な体験となりました。岩泉駅の佇まい、まさに秘境の岩泉沿線風景、ディーゼルでありながら激走するキハ52。どれをとっても風情あっていいもんです。
 翌日は山田線で盛岡、盛岡では名物の冷麺を食べ、やまびこで戻って参りました。満天の星空が見えた岩手に比べ、東京の空は淀んでいて、星もほとんど見えません。とりあえずお土産に買ってきたオルゴール「星めぐりの歌宮沢賢治)」を鳴らしながら、このブログを更新していますが、まだ田舎気分から抜け切れていませんね。当分続きそう。