太宰治著「津軽」新潮文庫
せっかく太宰の話が出たので宣伝しておきます。
紀行文ってこう書くのか、というお手本のような紀行文。歴史が丁寧に説明してあったり、それがどことなく可笑しかったり。そして最後の決め方が太宰流で非常によろしい。たけに逢いに行くエピソードなんですが、やっぱり人間ってこうだよねという、太宰流の心理描写が光ります。読むと東北地方に行きたくなる、とっておきの本です。そこら辺の(るるぶとか)観光ガイドを買うより、太宰治の本を読みましょう。
- 作者: 太宰治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/06
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (94件) を見る