飯野文彦著「バッド・チューニング」早川書房
角川ホラー大賞でかの「バトルロワイヤル」よりも物議を醸してとうとう出版に至った飯野文彦「バッドチューニング」が最高にキチガイだった。序盤から主人公が狂っていて、物語で「起承転結」があるとすれば、「転」の部分はひたすら主人公がババアのケツをバットで殴っているシーン。もうなんというか、最後の最後まで下ネタのオンパレード。ミステリー的にはたいしたことないし、特筆点はそのキチガイっぷりただ一つだけなのだが、良くもまあこんなに書けるわなということでお勧めいたします。
- 作者: 飯野文彦
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/08/25
- メディア: 単行本
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