2009-11-08から1日間の記事一覧

再読・浦賀和宏著「記憶の果て」講談社

この作品に出会ったのは今から3年以上も前だろうか。それ以来、自分の既読小説の中でもワンオブザベストに挙がり続け、現在でもその評価はゆるぎない。最近、鼻くそをほじりながら「純菜シリーズも悪くはないよぉ」と吹聴していたが、やっぱり読み返してみ…

伏見つかさ著「俺の妹がこんなに可愛いわけがない4」電撃文庫

相変わらず面白い。クロスチャンネルネタがあって私は歓喜した。そんなに話は進まないが、ラストは要注意。ようやく桐乃が普通のツンデレ並みにデレ始めたなぁと感慨深く思っていたら、なるほどそういうことなのねという具合。この先、どのように展開してい…

飛鳥部勝則著「砂漠の薔薇」光文社

久々に脳髄クリティカルヒットするミステリーに出会いましたよ。 いわゆる「奇人変人ミステリ」。要は登場人物みんなキチガイという作品で、某レビューだと「狂いすぎている」という評価だったが、僕にはこのくらいがちょうどいい塩梅だった。 おばさん画家…

映画「空気人形」考察

http://www.kuuki-ningyo.com/index.html (この日記には作品のネタばれを含みます。注意!)原作は漫画家の業田良家。当該作は読んだことなかったものの、「自虐の詩」は有名。 主人公は性欲処理用の空気人形で、普段はおっさんの元で寵愛を受けているもの…